小学館新書「コロナ脳:日本人はデマに殺される」という本を読みました。
小林よしのり氏と宮沢孝幸氏の対談形式の本です。
この本は昨年の4月に刊行されたもので、1年前の本なのですが、今読んでみても世の中がまったく変化していないという事に驚かされます。
あれ、これ、今年出た本かな?って思うくらい、今にもバチっと当てはまるんですよね。
この本では、新型コロナの死亡者と季節性インフルエンザの死亡者の数をデータで示し、インフルエンザのほうがたくさん亡くなっていたのに、その時は問題にもしなかった。
しかし、コロナだとやれ何人死亡したとか毎日のようにやっている。
それはおかしいのではないか?という事が分かるようになっています。
単なる推測とか想像じゃなくて、きちんとデータで示していますし、それは厚生労働省などが発表している数字だそうで、きちんとした統計です。
一部だけ引用すると、下記のようになります。
<感染者数>
季節性インフルエンザ 1,000万人
新型コロナ 約30万人
<直接的な死者数>
季節性インフルエンザ 約3,000人
<関連死を含む>
季節性インフルエンザ 約10,000人
新型コロナ 約4,000人
現在のコロナによる死者というのは、直接死(新型コロナが原因で亡くなった人)と、関連死(もともと慢性的な病気があり、それが悪化して亡くなった人)をひっくるめた数だそうです。
これまでも季節性インフルエンザでも年間3,000人の方が亡くなっていたんですね。
そして、インフルエンザをきっかけとして慢性的な疾患が悪化して亡くなった人も含めると約10,000人の方が亡くなっている。
これは新型コロナよりも多いのです。
1年前の時点でもこれらのデータが出ているのに、いまだに蔓延防止措置云々といった従来の対策で乗り切ろうとしているのは本当に変ですよね。
ともかく、この本を読むと、1年前から何も進展していないという事がよくわかります。
インフルエンザと同様の普段通りの感染対策をしていれば問題なさそうだぞ、という事に気づかされます。
是非いちど読んでみてください。